稲田姫(イナダヒメ)「日本神話の世界」

稲田姫イナダヒメ

稲田姫1
神格
稲田の神
祀られている神社
氷川神社(埼玉県さいたま市高鼻町)
須佐神社(島根県簸川郡佐田町宮内)
八重垣神社(島根県松江市佐草町)
六所神社(神奈川県中郡大磯町)
今宮神社(京都市北区紫野今宮町)
八坂神社(京都市東山区祇園町北側)
須賀神社(和歌山県日高郡南部川村)
山邊神社(島根県江津市江津)
椙本神社(高知県吾川郡伊野町)など
稲田姫2
神徳
稲作の守護、縁結び、夫婦和合、金運招福、厄除け、災難除け、厄病除け、衣食住の守護
別称
稲田姫神(イナダヒメノカミ)、奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)、櫛名田比売神(クシナダヒメノカミ)
系譜
アシナヅチ、テナヅチ夫婦の八番目の娘
詳細
稲田姫(イナダヒメ)は別称を奇稲田姫(クシナダヒメ)と言い一般的にはそちらの名の方が広く知られいる傾向にあります。また、この女神は三貴子の一柱であるスサノオの妻となる神であり、スサノオのヤマタノオロチ退治の物語のヒロインとして登場します。

ヤマタノオロチ退治の物語においては出雲の国の簸川の上流に住むアシナヅチとテナヅチ夫婦の八番目の娘としてイナダヒメは登場し、上の七人の姉達は山奥に住む八つの頭を持つ怪物ヤマタノオロチの生贄として食べられてしまいます。
そしてついにイナダヒメがヤマタノオロチの生贄にされる時が近づき死ぬ運命にあったイナダヒメですが、そこにスサノオがあらわれ、ヤマタノオロチを退治します。
こうしてスサノオに命を救われたイナダヒメはやがてスサノオの妻となり、出雲の須賀に居を構えて一緒に暮らすようになり、現在も出雲大社で祀られているオオクニヌシを生む事になります。
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