石土毘古(イワヅチビコ)「日本神話の世界」

石土毘古イワヅチビコ

神格
土石の神、家宅の守護神
祀られている神社
石鎚神社(愛媛県西条市西田)
神徳
家内安全、病気平癒、開運招福、厄除け
別称
石土毘古神イワヅチビコノカミ)
系譜
イザナギ、イザナミの子
詳細
石土毘古(イワヅチビコ)はイザナギ、イザナミの子であり、家宅の守護神とされている家宅六神(かたくろくしん)の一柱に数えられている神で、名前の由来は昔の伝統的な日本家屋は土台には石が用いられ、壁には土が用いられていたからだと言われています。

イワヅチビコは家宅六神の中でも最初に生まれた神とされ、石と土と言う家の基礎に用いられる材料の神とされています。また、二番目に生まれた神はイワスヒメ(石巣比売)と言い、こちらは石と砂をあらわした女神でイワヅチビコとは兄妹のようなものだと言われています。

生活を営む人々にとって家は大変、重要なものですが、イワヅチビコは全国的には殆ど知られておらず、祭祀としている神社も全国で愛媛県西条市にある石鎚神社のみとなっています。
また、石鎚神社は西日本最高峰の山である石鎚山をご神体としており、このような事実からイワヅチビコは元々、周辺地域の人々を守る役目を担った石鎚山に宿る地主神であったのではないかとも言われています。
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