伊邪那岐(イザナギ)「日本神話の世界」

伊邪那岐イザナギ

伊邪那岐1
神格
人類起源の神、結婚の神、国堅めの神、生命の祖神
祀られている神社
愛宕神社・本宮(京都市右京区嵯峨愛宕町)
江田神社(宮崎市阿波岐原町)
多賀神社(滋賀県犬上郡多賀町)
伊弉諾神社(兵庫県津名郡一宮町多賀)
筑波山神社(茨城県つくば市筑波)
三峰神社(埼玉県秩父郡大滝町)
白山比咩神社(石川県石川郡鶴来町)
雄山神社(富山県中新川郡立山町)
玉置神社(奈良県吉野郡十津川村)
丹生川上神社・中社(奈良県吉野郡東吉野村)
佐太神社(島根県八束郡鹿島町佐陀宮内)
英彦山神社(福岡県田川郡添田町英彦山)
伊邪那岐2
神徳
出世開運、商売繁盛、家内安全、縁結び、夫婦円満、安産・子育て、無病息災・病気平癒、厄除け、延命長寿、豊作・大漁
別称
伊邪那岐神、伊弉諾尊
系譜
高天原の神、神世七代の最後の神
詳細
伊邪那岐(イザナギ)はアマテラスをはじめとした偉大な三貴子の親であり、日本列島の生みの親とされている神で、初めて結婚をした事から結婚の神とされる事もあります。

イザナミと共に日本列島を生んだイザナギは次は山、風、海など35柱の神を次々と産み落としますが、火の神・カグツチを産む際にイザナミは火傷を負い、それが致命傷となってイザナミは死亡し黄泉の国へと落ちてしまいます。
イザナギはイザナミに会う為に黄泉の国へと赴きますが、そこで出会ったのは体が腐乱し、醜い姿となってしまったイザナミでした。
イザナギは妻のあまりの変貌ぶりに恐怖し、黄泉の国から逃げ出してしまいます。イザナミは後を追いますが、イザナギは黄泉比良坂(よもひらさか)を巨石で塞いで逃げ切る事に成功します。

黄泉の国に残ったイザナミは「私と別れるなら一日千人殺そう」という言葉を残し、それを聞いたイザナギは「ならば私は一日千五百人を産みだそう」と答えたとされています。
こうして人々の中に生と死が生まれ、一人になったイザナギは日向(現在の宮崎県)へと行き、橘の小戸の阿波岐原(あわきはら)の海に入って禊(みそぎ)を行い、黄泉の国の穢れを洗い流します。
このイザナギの禊の際に生れたのがアマテラス、ツクヨミ、スサノオの三貴子です。
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