国之常立(クニノトコタチ)「日本神話の世界」

国之常立クニノトコタチ

国之常立1
神格
国土の守護神、国土形成の根源神
祀られている神社
日枝神社(東京都千代田区)
大島神社(東京都目黒区)
御岳神社(長野県木曽郡王滝村)
熊野速玉大社(和歌山県新宮市)
玉置神社(和歌山県吉野郡十津川村)
国之常立2
神徳
国土安寧、出世成功、開運招福、商売繁盛、厄除け、病気治癒、縁結び、悪霊退散
別称
国之常立神(クニノトコタチノカミ)、国之常立尊、国底立尊
系譜
神世七代の第一代目の神
詳細
国之常立(クニノトコタチ)は一般的にはあまり知られていない馴染みのない神ですが、日本神話における万物の生命活動の源泉に位置しており、神々の中でも最高位のグループに属している神です。

最高位の神でありながらクニノコタチがあまり一般的に知られていないのは、日本神話において特に目立った活動をしておらず、役割が述べられているにとどまっている為、クニノコタチの具体的なイメージがえがきにくという事が大きな理由となっていると思われます。

クニノコタチは宇宙が誕生し、世界がまだ混沌としていた状態の時に突如あらわれ、泥土を集めて神霊の宿る大地を作ったとされており、男女の区別のない独神(ひとりがみ)として知られています。

現在でも多くの神道においてクニノコタチはアメノナカヌシと共に宇宙の根源神として崇拝されており、大変、重要な役割を担っています。
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